Yoru No OtomoSHOTA ICHIJO · OFFICIAL SITE
WELCOME TO THE MIDNIGHT HIDEOUT / EST. 2026

Yoru NoOtomo.

深夜の秘密基地 ― 一条翔太 Official Site

Yoru No Otomo 世界征服計画。深夜の秘密基地に集うペンギンとVol.1〜5の作戦メモ。
眠れない夜の、寄り道先。

世界征服は、
だいたい深夜から
始まる。

音楽を作ったり、くだらない話をしたり、
ときどき本気で世界征服を企んだり。
眠れない夜に、ちょっと寄り道していきませんか。

まずは、音楽から。 ↗
● 秘密基地、開いています。※現在、世界征服の予算は3,000円です。
FIELD NOTES / NEWS

世界征服・進捗報告

大きな野望と、小さなお知らせ。

BASE

深夜の秘密基地、建設開始。

Yoru No Otomo公式サイトの制作を始めました。音楽と物語が集まる場所を、少しずつ育てていきます。

01 / MUSIC

今夜のおとも。

イヤホンの向こうから、世界へ。

SHOTA ICHIJO / YORU NO OTOMO

夜は長い。
音楽は、もっと遠くへ。

一条翔太 / Yoru No Otomoの音楽への入口。
作品情報と制作の話も、ここに集めていきます。

一条翔太の公式チャンネルへ。
夜の空気感に寄り添うオリジナル楽曲をお楽しみください。

02 / THE HIDEOUT

深夜の秘密基地

ここでは、少しだけ夜更かしを。

ROOM 01 / RADIO

地球のみなさん、
まだ起きてますか?

深夜の話、ふと思いついたこと。
深夜ラジオ『Yoru No Otomo』の部屋です。

番組について +

パーソナリティは一条翔太。音楽とトークで、あなたの夜に彩りを。番組のお知らせは進捗報告へ。

放送のお品書き · 全8回 ↓
ROOM 02 / STORIES

まだ寝るな。
世界は広い!

何でもない日々の、どうでもいい話。
眠れない夜に読む「夜のひとりごと」。

夜のひとりごと · 全3話 ↓
ROOM 03 / BACKSTAGE

作戦会議は、
だいたい雑談。

音楽ができるまでの寄り道。
制作裏話を置くための部屋です。

扉を開ける +

制作ノートは準備中。完成した作品の裏側も、ここで紹介していきます。

ROOM 01 / RADIO ARCHIVE

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」
放送のお品書き

気になる夜を開いて、今夜のおともを探してください。

第1夜お品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」第1夜

初回放送のお品書き

  1. オープニング曲
    Midnight Carnival
  2. オープニングトーク
    自己紹介と楽曲について
  3. 1曲目
    都合いいときだけ、優しいよな
  4. トーク
    ちょっとほっこりするトークBGM「Yoru No Otomo」
  5. 2曲目
    こんなに悲しい夜もある
  6. エンディング曲
    Goodnight, Sweet Dreams
  7. エンディングトーク
    「洋楽について」と「深夜のゆるめトーク」
第2夜お品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」第2夜

放送2夜目のお品書き

  1. オープニング曲
    Midnight Carnival
  2. オープニングトーク
    クマが出たって話題
  3. 1曲目
    美しいものには謎がある
  4. トーク
    コンビニ行ったときの話BGM「Yoru No Otomo」
  5. 2曲目
    泣き虫
  6. トーク
    小説を執筆中ですBGM「Yoru No Otomo」
  7. 3曲目
    まだ知らない明日
  8. エンディング曲
    Goodnight, Sweet Dreams
  9. エンディングトーク
    歩くのが速い人
第3夜お品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」第3夜

放送3夜目のお品書き

  1. オープニング曲
    Midnight Carnival
  2. オープニングトーク
    野良猫に教わる?
  3. 1曲目
    あの日の私
  4. トーク
    ホルモンの焼き方BGM「Yoru No Otomo」
  5. 2曲目
    あの日の僕
  6. トーク
    VIVANT、なんであんなに人気なのか?BGM「Yoru No Otomo」
  7. 3曲目
    その優しさ、ちょっとズルい
  8. エンディング曲
    Goodnight, Sweet Dreams
  9. エンディングトーク
    オナラしたいときに限ってできない問題
第4夜お品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」第4夜

放送4夜目のお品書き

  1. オープニング曲
    Midnight Carnival
  2. オープニングトーク
    大泉洋さん
  3. 1曲目
    「あの約束の丘」大泉洋バージョン
  4. トーク
    悪夢の正体BGM「Yoru No Otomo」
  5. 2曲目
    「あの約束の丘」声量解除バージョン
  6. トーク
    会議中、どうしても眠くなる問題BGM「Yoru No Otomo」
  7. 3曲目
    Empty parking lot
  8. エンディング曲
    Goodnight, Sweet Dreams
  9. エンディングトーク
    眠れない夜の小さな呪文
第5夜お品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」第5夜

放送5夜目のお品書き

  1. オープニング曲
    Midnight Carnival
  2. オープニングトーク
    音楽のルーツと曲作り
  3. 1曲目
    Midnaight Love Song
  4. トーク
    嫌いな人を好きになる?BGM「Silent Sky Highway」
  5. 2曲目
    サマー・ブルーのまなざし
  6. トーク
    北海道らーめん三国志BGM「Silent Sky Highway」
  7. 3曲目
    ポケットの雨
  8. トーク
    好きなんです、SASUKEBGM「Silent Harbor Night」
  9. 4曲目
    We Gotta Make It
  10. エンディング曲
    Goodnight, Sweet Dreams
  11. エンディングトーク
    好きな人に会う前の呪文
第5.5夜 洋楽SPお品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」第5.5夜 洋楽SP

放送5.5夜「洋楽SP」のお品書き

  1. オープニング曲
    Midnight Carnival
  2. オープニングトーク
    洋楽との出会い
  3. 1曲目
    Nameless Night
  4. トーク
    作曲と壁BGM「Midnight Affair」
  5. 2曲目
    Cinderella at 1AM
  6. トーク
    ディスコミュージックBGM「Glass City Dream」
  7. 3曲目
    Harlem Night
  8. トーク
    サタデー・ナイト・フィーバーBGM「Night Drive Tokyo」
  9. 4曲目
    Midnight Carousel
  10. 5曲目
    Dangerous Love
  11. エンディング曲
    Goodnight, Sweet Dreams
  12. エンディングトーク
    『物語』と『魂』
第6夜お品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」第6夜

放送6夜目のお品書き

  1. オープニング曲
    Midnight Carnival
  2. オープニングトーク
    こんな私に誰がした
  3. 1曲目
    I Will Still Sing
  4. トーク
    ほっこりした話BGM「Yoru No Otomo」
  5. 2曲目
    みんなで、手をつないで
  6. トーク
    笑う門には福来なかったBGM「Yoru No Otomo」
  7. 3曲目
    桜の思い出
  8. トーク
    信用と信頼の違いBGM「Yoru No Otomo」
  9. 4曲目
    ちゃんと終わらせなかったから
  10. エンディング曲
    Goodnight, Sweet Dreams
  11. エンディングトーク
    back number
黎明シリーズSPお品書きを開く

深夜の秘密基地「Yoru No Otomo」黎明シリーズSP

放送「黎明シリーズSP」のお品書き

  1. オープニング曲
    名もなき星座(黎明最終部〈星夜編〉第二章)
  2. スペシャルトーク
    黎明シリーズについてBGM「次の夜明けへ(黎明最終部〈星夜編〉最終章)」
  3. SP曲
    微熱の革命(黎明四部作 第一章)
ROOM 02 / NIGHT NOTES

夜のひとりごと

眠れない夜に、少しだけお付き合いください。

第1話くだらない話ってどんな話読む

くだらない話ってどんな話

みなさんこんばんは。

Yoru No Otomoへようこそ!

今夜も、眠れない夜に、少しだけお付き合いください。

さて、今日の話なんですけどね。

最近、自分で作った曲の歌詞を見返していて、ふと思ったことがあるんです。

「くだらない話で笑った夜」

……これ、よく出てくるんですよ。

僕の曲だけじゃなくて、恋愛の歌って、けっこう「くだらない話」してません?

「くだらない話で朝まで笑った」とか、
「どうでもいい話をずっとしていた」とか。

そこで思ったんです。

くだらない話って……何の話なんだ?

(笑)

歌詞の中の二人は、いったい何をそんなに楽しそうに話してたんでしょうね。

たとえばですよ。

「目玉焼きに何かける?」

これは、かなりくだらない。

醤油なのか、ソースなのか、塩なのか。

最初は穏やかなんですよ。

「俺、醤油かな」

「えー、私はソース」

このくらいなら平和です。

ところが人間というのは不思議なもので、どうでもいい話ほど、なぜか途中から本気になる。

「いや、目玉焼きは醤油でしょう」

「なんで?」

「だって卵だよ?」

……理由になってない(笑)。

すると相手も、

「じゃあオムライスに醤油かけるの?」

なんて反撃してくる。

いや、オムライスは今関係ないだろって。

こうして深夜一時、二人の間で突然始まる「目玉焼き戦争」。

でもね。

恋人同士とか、すごく仲のいい友達との「くだらない話」って、たぶんこういうものなんですよね。

答えなんていらない。

結論もいらない。

なんなら翌日には、何を話したのかすら覚えていない。

「昨日、俺たち何であんなに笑ってたんだっけ?」

「知らない」

それでいいんです。

たとえば、

「もし一億円当たったらどうする?」

これも定番ですね。

家を買う。

旅行に行く。

仕事を辞める。

ここまでは普通なんだけど、そのうち話がおかしくなってきて、

「じゃあ三億円なら?」

「札幌に小さい喫茶店つくる」

「自分で働くの?」

「働かない」

「じゃあ誰がコーヒー淹れるの?」

「店長を雇う」

「お前は何するの?」

「たまに来る」

……もうオーナーです(笑)。

あるいは、

「犬と猫、どっちが世界征服したら怖い?」

とかね。

知らんがな(笑)。

でも深夜って、こういう話が妙に面白いんですよ。

昼の二時に聞いたら、「何言ってんの?」で終わる話なのに、午前二時になると、

「いや、猫だろ。あいつら絶対何か企んでるぞ」

って本気で議論してる。

深夜には、人間の知能を少しだけ下げる何かがあるんでしょうか(笑)。

でも僕は、それでいいと思うんです。

だって、大切な人と一緒にいる時間って、人生とか将来とか、そんな立派な話ばかりしてるわけじゃないでしょう?

むしろ、

「今日コンビニでさ」

とか、

「駅で変な人見たんだけど」

とか、

「このお菓子、昔もっと大きくなかった?」

とか。

そんな話のほうが圧倒的に多い。

そして不思議なことに、その人がいなくなったあと、思い出すのは、そういう時間だったりするんですよね。

どこへ旅行したとか、何をプレゼントしてもらったとか、もちろんそれも覚えている。

でも突然よみがえるのは、

助手席でくだらないことを言って笑っていた横顔だったり、

夜中に電話して、

「でさ、結局プリンは固いほうがうまいのか、柔らかいほうがうまいのか」

なんて話していた時間だったりする。

内容なんて、本当にどうでもよかった。

たぶん「何を話していたか」じゃないんですよね。

「誰と話していたか」なんです。

好きな人となら、天気の話だって楽しい。

「今日、暑かったね」

たったそれだけなのに、そこから十分くらい話せたりする。

逆に、どうでもいい相手から、

「今日暑かったですね」

って言われたら、

「そうですね」

……終了(笑)。

同じ言葉なのにね。

だから「くだらない話」というのは、くだらない内容のことじゃなくて、

くだらないことを、くだらないまま楽しめる相手との時間なのかもしれません。

これ、けっこう贅沢なことですよ。

何か面白いことを言わなきゃいけないわけでもない。

自分を良く見せなくてもいい。

沈黙したら気まずいからって、必死に話題を探す必要もない。

「ねえ」

「ん?」

「なんでもない」

「なんだよ、それ」

こんな会話すら成立する。

……文字にすると、本当に何も起きてない(笑)。

でも恋愛の歌にするとなぜか、

「あの夜、くだらない話で笑ったね」

という一行が、ものすごく切なくなる。

たぶん、それはもう戻れない時間だからなんでしょうね。

当時は何でもなかった。

明日も会えると思っていた。

来週も、来月も、来年も、同じようにくだらない話をして笑っていると思っていた。

だから覚えておこうなんて考えもしなかった。

それなのに、時間が経ってから気づく。

あの「どうでもいい時間」が、実は一番幸せだったんじゃないかって。

人生って、ちょっと意地悪ですよね。

大切な瞬間に、

「はい、ここ大事ですよ。覚えておいてください」

ってテロップを出してくれない(笑)。

だから僕たちは、後になってから気づくんです。

あの日、ファミレスで二時間も話していたこと。

車の中で、どうでもいいことで笑ったこと。

電話を切ろうとして、

「じゃあね」

「うん」

「……」

「切らないの?」

「そっちが切れよ」

なんてやっていたこと。

あれ全部、くだらない話です。

でも、くだらないからこそ、愛しかったのかもしれない。

今夜もし、あなたの隣に、くだらない話ができる人がいるなら。

ぜひ、くだらない話をしてください。

目玉焼きには何をかけるのか。

たい焼きは頭から食べるのか、尻尾から食べるのか。

一億円当たったら何をするのか。

犬と猫なら、どっちが先に人類を支配するのか。

……最後のは別に話さなくてもいいですけど(笑)。

そしていつか、その人と離れる日が来たとしても。

きっと心に残っているのは、大げさな愛の言葉だけじゃない。

「あのとき、くだらないことで笑ったな」

そんな夜なのかもしれません。

だから、「くだらない話」っていうのは。

本当は、くだらなくなんかないんでしょうね。

大切な人と過ごした、何でもない時間につけた名前。

それが「くだらない話」なのかもしれません。

さて……。

今夜、あなたは誰と、どんなくだらない話をしたでしょうか。

そして、その時間。

いつか思い出したときに、少し笑える時間になっているといいですね。

では、また深夜にお会いしましょう。

↑ この話の先頭へ
第2話家の中で物がなくなる怪奇現象読む

家の中で物がなくなる怪奇現象

こんばんは。

深夜の秘密基地『Yoru No Otomo』。

今夜も、眠れない夜に、どうでもいい話を真剣にしていこうと思います。

突然なんですけどね。

みなさんの家では、物……なくなりません?

いや、「片づけが苦手なんでしょ」とか、そういう現実的な話は今夜は禁止です。

あれは絶対、何かいます。

だって、おかしいもん。

さっきまで持ってたスマホがない。

ほんの30秒前まで触ってたんですよ。

それなのに、ない。

テーブルの上を見る。
ソファを見る。
ポケットを探す。

ない。

「え? どこいった?」

ここから、人間というものは急激に知能が低下します。

まず、さっき探した場所をもう一回探す。

テーブルを見る。

ない。

その5秒後、もう一回テーブルを見る。

いや、ないって(笑)。

さっきなかったものが、5秒後に突然テーブルの上へ現れると思ってるんでしょうか。

でも見るんですよ。

そして最終的には、

「スマホどこいった?」

と言いながら、スマホのライトでソファの下を照らしてたりする。

……持ってるじゃん。

人間って、追い込まれるとここまで来るんですよ。

メガネもそうです。

「メガネがない!」

って家中探して、

冷蔵庫の横まで見て、

「なんでないんだよ!」

ってイライラしながら鏡を見たら、

かけてる。

誰が悪いんでしょうね。

誰も悪くない。

強いて言うなら、昨日までの自分です。

そして、家庭内行方不明事件で一番多いのが、

リモコン。

あいつ、なんなんでしょう。

テレビのリモコンって、絶対に自分の意思で移動してますよね。

さっきまでテーブルにいたのに、気づいたらソファの隙間にいる。

たまに布団の中にいる。

「お前、テレビ操作する道具なのに、なんで寝てるんだよ」

って。

しかも、リモコンを探している時に限って、テレビでは別に見たくもない番組が流れ続けてる。

「チャンネル変えたい!」

と思って必死に探すんだけど、

見つからない。

で、ようやく発見した頃には、その番組ちょっと面白くなってる。

「あれ? これ結構面白いな」

じゃないんですよ。

俺の15分返してくれ(笑)。

あとね。

靴下。

これは世界七不思議に入れていいと思う。

洗濯機に入れる時は確実に二つあった。

なのに洗濯が終わると、一つしかない。

どこ行った?

洗濯機の裏?
洗濯槽の中?
別の服にくっついてる?

全部探してもない。

で、三か月後。

なぜか全然関係ないバッグの中から出てくる。

怖いでしょう。

誰が入れたんだよ。

しかも三か月も経つと、もう片方を捨ててるんですよ。

だから今度は、

「お前……今さら帰ってきたのか」

ってなる。

遅いんだよ。

もう相棒はいないんだよ。

お前が帰ってくるの、ずっと待ってたんだぞ。

……なんで俺、靴下と再会ドラマやってるんでしょうね。

そして個人的に一番腹が立つのが、

「絶対ここに置いた」

という記憶。

これ、信用しちゃダメです。

「俺は絶対ここに置いた!」

この“絶対”ほど信用できないものはありません。

家族に、

「本当にそこに置いたの?」

って聞かれて、

「置いた! 絶対置いた!」

って言った5分後、

自分の上着のポケットから出てくる。

この時どうするか。

素直に謝ればいいんです。

「ごめん、ポケットにあった」

これで終わる。

でも人間には、プライドがあります。

だから、

「あれ? 誰か入れた?」

って言う。

入れないよ(笑)。

誰がわざわざあなたのリモコンを、あなたの上着のポケットに入れるんですか。

犯人は100%あなたです。

そして、なくし物って不思議なもので、

探している時には出てこない。

諦めた瞬間に出てくる。

「もういい!」

って言った瞬間、

目の前にある。

あれ、絶対聞いてますよね。

なくした物たちがどこかで会議してるんですよ。

「まだ探してる?」

「探してる探してる」

「もうちょっと隠れとく?」

「うん」

みたいな。

で、

「もういい!」

って聞こえた瞬間、

「はい、今!」

って出てくる。

こっちは真剣なんですよ。

でも、もっと恐ろしいことがあります。

探し物をしている途中で、

「俺、何探してたんだっけ?」

ってなる時。

これが一番怖い。

リモコンを探してたはずなのに、途中で床に落ちてるレシートを見つけて、

「あ、これ捨てなきゃ」

と思ってゴミ箱へ行く。

そこでゴミ袋がいっぱいなのに気づいて、

「交換しよう」

となる。

新しいゴミ袋を取りに行ったら、お菓子が目に入る。

「あ、これ食べよう」

コーヒーを淹れる。

ソファに座る。

テレビを見る。

……。

「あれ?」

俺、最初何してた?

リモコンです。

全部の始まりはリモコンです。

人生って、こういうことなのかもしれません。

何かを探しに行ったはずなのに、途中で別のものを見つけて、寄り道して、気がつけば最初の目的を忘れてる。

……って、急に深夜ラジオっぽくまとめようとしてますけど、

ただリモコンなくしただけです(笑)。

でもね。

家の中で物をなくして、

「あれ? どこいった?」

って独り言を言いながらウロウロしてる時間って、考えてみれば平和なんですよ。

本当に大変なことが起きてるわけじゃない。

今日一番困ったことが、

「リモコンがない」

だったなら、

それは案外、悪くない一日だったのかもしれません。

ただし。

スマホを探しながら、

「スマホどこ?」

ってスマホで誰かに電話するようになったら……

その日はもう寝ましょう。

疲れてます(笑)。

ということで今夜は、

「家の中で物がなくなる怪奇現象」

についてお話ししました。

ちなみに、この原稿を書き始める前、

僕はペンを探してました。

10分くらい。

どこにあったと思います?

……右手です。

年には勝てないな・・・と思った瞬間でした。

では、次回も少しネタになる話をしてみたいと思います。

おやすみなさい。

↑ この話の先頭へ
第3話何でもない時間が幸せだったって、いつ気づく?読む

何でもない時間が幸せだったって、いつ気づく?

こんばんは。

Yoru No Otomoへようこそ。

前回、「くだらない話って、どんな話なんだろう」って話をしましたけど。

その話をしていて、もうひとつ思ったことがあるんですよ。

僕らって、

「あの頃、幸せだったな」

って、いつ気づくんでしょうね。

幸せの真ん中にいるときって、意外と気づいてないんじゃないかな。

朝起きて、

「よし!今日も幸せだ!」

なんて言ってる人、あんまりいないでしょう(笑)。

朝なんてだいたい、

「眠い」

「仕事行きたくない」

「あと五分……」

ですよ。

幸せどころじゃない(笑)。

好きな人と一緒にいるときだって、そうです。

毎回、映画みたいなデートをしてるわけじゃない。

コンビニに寄って、

「なんか買う?」

「いらない」

って言ってたくせに、こっちが買ったアイスを普通に食べられたり。

「いらないって言ったじゃん」

「一口だけ」

その一口が、でかいんですよ(笑)。

半分くらい持っていく。

でも、そんなことで本気で怒ったりはしない。

帰り道、車の中でラジオが流れていて。

信号待ちで、

「この曲、昔よく聴いたな」

なんて話して。

相手はスマホを見ながら、

「へえ」

くらいしか言わない。

ドラマだったら完全にカットされる場面です(笑)。

何も起きてないから。

でも人生って、たぶん、そういうカットされる場面でできてるんですよね。

旅行に行った日。

誕生日。

クリスマス。

記念日。

もちろん、そういう日は覚えている。

でも何年か経って、突然思い出すのは、もっと普通の日だったりする。

雨の日に二人でスーパーへ行ったこと。

「牛乳なくなってたよね」

って言いながら買い物かごを持って歩いたこと。

夕飯を食べながら、テレビに出ていた芸能人の名前が思い出せなくて、

「あの人だよ、あの人」

「誰だよ」

「ほら、あのドラマに出てた」

「それじゃ分からないって」

なんて、どうでもいいことで十分くらい悩んだこと。

そのときは、まさかそんな場面を何年後かに思い出すなんて考えてない。

写真にも撮らない。

SNSにも載せない。

記念日にもならない。

なのに、残る。

不思議ですよね。

じゃあ、

「何でもない時間が幸せだった」

って、いつ気づくのか。

たぶん――

その「何でもない時間」が、なくなったときなんじゃないでしょうか。

いつもあったものがなくなる。

毎日届いていた「おはよう」が来なくなる。

帰ったら誰かがいた部屋に、自分しかいなくなる。

助手席に置いてあったバッグがなくなる。

スーパーで、

「あ、これ好きだったな」

って手を伸ばしてから、

もう買う必要がないことに気づく。

そういう瞬間に初めて、

「ああ……あれって幸せだったんだ」

って分かる。

ちょっと遅いんですよね、人間って。

幸せには鈍感なのに、失ったことにはものすごく敏感で。

だったら幸せのほうにも、もう少し早く気づけよって思うんですけど(笑)。

でも、できないんですよ。

たぶん幸せって、大きな音を立ててやって来ないから。

「幸せです!今、あなたは幸せです!」

って玄関から入ってきてくれない。

いつの間にか隣に座ってるんですよ。

コーヒー飲みながら。

テレビ見ながら。

くだらない話をしながら。

そして僕たちは、それがずっと続くと思ってしまう。

「また明日」

って言えることが、どれだけすごいことなのかも知らないまま。

でもね。

だからって、

「いつか失うかもしれないから、今を大切にしなきゃ」

って毎日緊張して生きる必要もないと思うんです。

そんなの疲れちゃうでしょう。

毎朝、

「今日という日は二度と来ない!」

なんて言われても、

いや、こっちはまだ歯も磨いてないんだよって(笑)。

もっと普通でいい。

たとえば、ご飯を食べながら、

「ああ、なんかいいな」

って一秒だけ思う。

一緒に歩いていて、

「この人と歩くの、好きだな」

って思う。

電話を切る前に、

「今日も話せてよかったな」

って思う。

そのくらいでいいんじゃないでしょうか。

幸せを全部覚えておくことなんてできない。

写真に残せない時間もある。

言葉にできない瞬間もある。

それでも、心のどこかには残ってる。

昔好きだった人を思い出すときだって、

大げさな「愛してる」より、

「ちゃんとご飯食べた?」

なんて言葉のほうが、急に胸に刺さったりする。

あれ、なんなんでしょうね。

もっといいセリフ、いっぱい言ってもらったはずなのに(笑)。

でもきっと、人を好きだった記憶って、

そういうものなんでしょう。

何をしてもらったかじゃなくて。

どんな場所へ行ったかでもなくて。

その人といるとき、自分がどんな顔で笑っていたか。

そこに残るんじゃないかな。

もし今、

「最近、何にもいいことないな」

って思っている人がいたら。

今日一日を、ほんの少しだけ思い返してみてください。

誰かと笑った。

温かいご飯を食べた。

好きな曲を聴いた。

「おかえり」って言われた。

どうでもいいメッセージが届いた。

くだらない話をした。

それだけかもしれない。

でも何年か先の自分が今日を振り返ったとき、

もしかしたら言うかもしれません。

「あの頃、幸せだったな」って。

だったら、今の自分も少しくらい気づいてあげてもいいですよね。

「ああ、これ、もしかしたら幸せなのかもな」

って。

幸せって、

特別な一日の名前じゃなくて、

何でもない一日の中に落ちている、小さな出来事なのかもしれません。

そして僕は思うんです。

人生の最後に思い出すのは、

案外、そういう日なんじゃないかなって。

何もなかった日。

何も起きなかった夜。

ただ好きな人が隣にいて、

くだらない話をして、

二人で笑っていた。

それだけの夜。

……でも、それで十分だった。

そんなことに気づくのは、

できれば、いなくなってからじゃなくて。

隣にいるうちがいいですよね。

今夜、あなたのそばにいる人との「何でもない時間」。

少しだけ、大事にしてみてください。

きっとそれは、

いつか思い出になる前から、

ちゃんと幸せです。

それでは、今日もお付き合いありがとうございました。

おやすみなさい。

↑ この話の先頭へ
03 / WORLD DOMINATION PLAN

まずは今夜、
あなたの耳から。

世界征服計画。
大げさな名前の、小さな音楽と物語の冒険。

※現在、世界征服の予算は3,000円です。

  1. MISSION 01秘密基地をつくる。
  2. MISSION 02夜のおともを届ける。
  3. MISSION 03地球のみなさんと出会う。
  4. NEXT?次は宇宙! ……かもしれない。

作戦の続きは「世界征服・進捗報告」で。

最新の作戦を見る ↗
04 / OFFICIAL PROFILE

秘密基地の主。

一条 翔太

SHOTA ICHIJO

音楽と物語。
夜に、もう少し余白を。

J-POP、City Pop、R&B、Jazz、Popなど、多彩なジャンルをクロスオーバーさせた洗練されたサウンドを紡ぐ音楽アーティスト、ソングライター。自身の主宰するレーベル「Yoru No Otomo Records」を拠点に、夜の空気感に寄り添うオリジナル楽曲の制作・配信を行っている。また、深夜ラジオ番組『Yoru No Otomo』のパーソナリティとしても活動し、音楽とトークを通じてリスナーの夜に彩りを添えている。

名前
一条 翔太(いちじょう しょうた)
英語表記
Shota Ichijo
肩書き
音楽アーティスト / ソングライター / ラジオパーソナリティ
ジャンル
J-POP / City Pop / R&B / Jazz / Pop
主宰レーベル
Yoru No Otomo Records
主要活動
オリジナル楽曲制作・配信、深夜ラジオ『Yoru No Otomo』
外部情報
MusicBrainz アーティスト情報 ↗
MusicBrainz ユーザーページ ↗
LABEL / CREATIVE HOME

Yoru No Otomo Records

一条翔太が主宰するレーベル。夜の空気感に寄り添うオリジナル楽曲を制作・配信しています。リリース情報はMUSICへ、活動のお知らせは進捗報告へ。夜のおともを、ここから。